体内の水分不足について③

こんにちは、ポチママです🌿

第1回、第2回と
体の水分不足についてお伝えしてきました。

今回は第3回目です。

わたしたちは、人ももちろん、犬さん猫さんも、
知らないうちに、気が付かないうちに
体は水分が不足しやすくなっています。

そして実は、

水を飲んでいる」ことと
体が潤っている」ことは
同じではありません。

今回は少し深く

体の中で起きている
細胞の渇きで体の中に起きること

についてお話ししてみようと思います。

■かくれ脱水

脱水というと、命に係わる緊急な状態だと想像される方も多いかと思います。

・ぐったりする
・熱中症
・脳梗塞が起きやすくなる
・ショック死
・緊急点滴

このようなことが思い浮かびませんか?

ですが実際には

目に見えないレベルで
そして、体で気が付かないレベルでも
じわじわと続いている体内水分不足

があります。

いわゆる

かくれ脱水

のような状態です。

特に犬さん猫さんは、

・ドライフード中心
・加齢
・ストレス
・慢性炎症
・腎臓への負担

などによって
少しずつ体の中が乾いていくことがあります。

■本当に大切なのは「細胞の中の水」

第1回目の「たくさんお水を飲んでも脱水するって不思議だと思いませんか?」にも
書きましたが

体の水分は、大きく分けて2つあります。

・細胞の外の水
・細胞の中の水

に分かれています。

そして本当に大切なのは
細胞の中の水です。

細胞は水の中で生きて働いています。

ところが水不足が続くと

「外(血管など)には水があるのに、肝心の細胞の中が乾いている」

というミスマッチ状態が起きます。

これがポチママの考える
細胞の渇きです。

■水不足は「渇き」ではなく「流れ」の問題

ポチママは
水不足というのは単純に

量が足りない

だけではないと思っています。

むしろ

流れ

の問題です。

水は体の中を巡りながら
大切な仕事をしています。

・栄養を届ける
・酸素を届ける
・不要なものを回収する

いわば「体のお掃除屋さん」であり、「運送屋さん」でもあります。

■水は「体の浄化」をしてくれる

血液は全身を巡っています。

行き:酸素、栄養、ミネラルを細胞へ届ける

帰り:老廃物、疲労物質、二酸化炭素を回収する

この流れがスムーズであれば
体はきれいな状態を保ちやすくなります。

ところが
水不足になるとどうなるでしょうか。

血液は濃くなり
流れが悪くなります。

すると、

毛細血管の隅々まで
酸素や栄養が届きにくくなります。

荷物を載せた運送トラックが渋滞した道路で
のろのろ運転しかできなくなり
積んだ荷物は鮮度が落ちてしまい
腐敗することもあるでしょう。

毛細血管で待っている患者細胞に
酸素や栄養が届かなくなります。
そして、不要なゴミ(老廃物)も
回収されずに溜まっていくのです。

■老廃物が滞るとどうなるの?

老廃物が溜まると具体的には体の中で何が起きているのでしょうか

水不足で流れが滞ると

細胞の周りはゴミが回収されない
汚い部屋のような状態になります。

 

1.酸欠と栄養不足
血液がドロドロになると、酸素や栄養を運ぶ赤血球が
細い毛細血管に入れなくなります。
すると細胞は常に「酸欠」と「ガス欠」状態になります。

2.細胞の窒息
出したくても出せない排泄物(代謝産物)が細胞の周りに溜まると
細胞は自分のごみで窒息しそうになります。

3.炎症の慢性化
ゴミが溜まった場所には、それを処理しようとして「炎症」が起きます。
これが長引くと、組織が固くなったり、細胞が変異したりする原因、つまり「病気の芽」が育ってしまうことになります。

病気の芽が育ってしまう

流れないということは
体の自浄作用(お掃除機能)がストップするということ。

これがあらゆる病気の
土壌を作ってしまうのです。

流れている川はきれいですが
流れが止まっている沼は澱んでいますね。

わたしたちの血管や細胞
体の中にも同じことが起きていると想像してみてください。

体の水分が不足すれば

・疲れやすい
・なんだかだるい
・病気や怪我の回復が遅い
・慢性的な炎症が続く

という状態が起きやすくなります。

また、
体の中に不要なものが停滞すると
活性酸素も増えやすくなります。

活性酸素、元気な細胞まで
傷つけてしまう困りものです。

※本来は細菌や異物と闘ってくれる超強くて頼もしい味方なんです

「流れない」

ということは、
体にとっては小さなストレスですが
細胞レベルでは大きなダメージが
起きている状態が続いているということになります。

ところが、犬さん猫さんたちは

「だるい」くらいでは飼い主さんには症状を見せてくれません。

犬さん猫さんは我慢強い生き物です。

少しだるい、少し重い、少ししんどい・・・・

そのくらい飼い主さんにわかりやすいサインを見せてくれないことが
ほとんどです。

・食欲もある
・お散歩にも行く
・いつも通りに見える

飼い主さんは、ペットさんの不調に気が付くことは
非常に難しいのです。

このような状態もまた
「かくれ脱水」という所以なのだと思います。

病気ではありません
定期健診ではわからない

見た目には元気そうに見えるのに
体の内側の細胞は少しずつ渇きが進んでいる状態です。

■糖尿病と水不足の負のスパイラル

例えば、糖尿病を例にとります。

最近は犬さんや猫さんにも糖尿病が増えてきました。

糖尿病になると「たくさん水を飲んで たくさんおしっこが出る」
多飲多尿という症状が良く見られます。

体が必死に命を守ろうとしている反応です。

血糖値が高いということは
血液の中に「糖分」が溢れている状態です。

本来、糖はエネルギーとして
細胞に取り込まれるべきものですが
それができないため
体はおしっこと一緒にあふれ出た糖を
外へ捨てて、バランスを取ります。

このとき、糖は水を引き込む性質があるため
体の大切な水分を引き込んで
大量のおしっことして
出て行ってしまうのです。

いわば水を道ずれにしてでも
糖を体外に排出することが大切なので

体の命を守るという
機能が働いているということです。

すると体は、
どんどん水分を失います。

・糖を捨てるために、水が使われる
・水分が足りなくなり、血液が濃くなる
・さらに喉が渇き、水を飲む
・また糖と一緒に水が連れ去られる

これが糖尿病における水不足の正体です。

「飲んでいるから大丈夫」

ではなく、
飲んでも細胞迄届かずに素通りしている
という危うい状態になっています。

つまり、

糖尿病と水不足は
お互いを悪化させやすい関係

でもあるのです。

■ガンと水不足の意外な関係

ポチママは、
ガンと水分不足にも
深い関係があると思っています。

ガン細胞は低酸素で
流れの悪い環境を好むと言われています。

酸素は
血液中の赤血球(ヘモグロビン)によって運ばれます。

ですが
水不足で血液が濃くなると

毛細血管の隅々まで
赤血球が入り込みにくくなります。

つまり
細胞へ酸素が届きにくくなる
ということです。

また
老廃物の回収も遅れます。

行きは酸素を届け
帰りは不要なものを回収する。

この流れが滞ることは
体にとって大きな負担になります。

もちろん
ガンの原因は単純ではありません。

ですがポチママは

「乾いた体」
「流れの悪い体」

というのは、
回復力が弱くなりやすい環境だと感じています。

■乾くと回復力が弱くなる

私たちの体には
本来「修復する力」があります。

細胞は傷ついても
回復しようと働きます。

けれども
水不足で巡りが悪くなると

「修復材料が届かない」

のです。

そして

活性酸素
疲労物質
炎症物質

などが滞ることで
体はさらに重く
だるくなっていきます。

■シュタイナー的に見る「乾き」

ルドフル・シュタイナーは
人や動物を
単なる物質だけの存在とは考えませんでした。

その中で「水」は

生命の流れと
深く関係していると考えられています。

水が不足すると

・巡りが止まる
・熱がこもる
・固まりやすくなる

つまり

乾き = 固まり

という考え方です。

実際に

・結石
・石灰化
・硬化

なども
「流れの悪さ」と関係していると言われています。

ルドルフシュタイナー(1861年~1925年)
Rudolf Steinerはオーストリア出身で人間や動物を単なる物質としてだけでなく、「生命の流れ(エネルギー)」を持つ存在として捉えました。水も、ただの水分ではなく生命の源であり流れそのものであり、現代医学の水分の量や電解質はどうか、血圧が高いか低いかという物質的な視点とは違った洞察があり、ポチママは非常に惹かれるのです。

■潤いとは「流れていること」

ポチママは、シュタイナーに習い

潤いとは
単純に水があることではなく

「流れていること」

だと思っています。

・しっかり吸収できる
・細胞へ届く
・老廃物が流れる
・巡る

これがとても大切です。

だからこそ
ただ水を飲むだけではなく

「水を使える体」

を整えていくことが大切です。

水は単なるH₂Oではなく生命を運ぶ流れなのだと思います。

■次回のお話

次回は

「腸と水分吸収」

についてお話ししてみようと思います。

実は

・水分不足
・ミネラル不足
・細胞の乾き

その背景には

“腸”

が深く関わっていることがあるのです。

体はいつも
小さなサインを出しています。

そのサインに気づいてあげることが
健康を護る第一歩なのかもしれません。