

体の水不足について考えるシリーズ第2回目は
ペットフードと脱水についてです。
目次
ドライフードと水分不足
犬さん猫さんの食事は、いまやドライフードが主流です。
手軽で保存もしやすく、腐敗の心配がありません。
※ところが、酸化しています!酸化した油は、細胞の老化や炎症の原因になります
余計に水分を必要とします。
ドライフードは便利で栄養バランスも整っているのですが、封を開けた瞬間から酸化が始まっています。目に見えない有害な変化が起きていることも、忘れてはいけない懸念点です。
わたしたちの生活は、文明の発展と共に豊かになりました。
加工という技術が生活を便利にしてくれました。
でも、そこには「いのちの潤い」という大切な視点がすこし抜けているかもしれません。
他にもいくつか懸念はありますが、今回は大切な視点を持ってお話ししたいと思います。
それは【水分量】です。
ドライフードはとても乾いている
体が水分不足になる重要な要因の1つとして
ドライフード中心の食事があります。
ドライフードの水分は、8%~10%以下です。
一方で、ウェットフードや本来の食事:肉などは約70%が水分です。
自然の獲物は70%前後の水分を含んでいます。
わたしたちは水分摂取というと「飲む」ということを思い浮かべますが
じつは、食事から水分を取ることもとても大切なのです。
犬さん猫さんも食事から水分を取ることが大切なのです。
つまり、様々なことが便利になって来た現代に、私たちがペットさんに上げているごはんは
本来の食事と比べると、かなり乾いた状態なのです。

わたしたち動物は食べものからも水を摂取するからだ
わたしたち人間もそうですが、犬さんも猫さんも「食事から水分をとる」ということが、とても大切な体のしくみになっています。
ドライフードを食べたあとに犬さん猫さんがごくごくお水を飲むことがあると思います。
特に猫さんは、もともと砂漠で暮らしていた祖先をもつため
喉の渇きに強い動物です。
喉の渇きを感じにくいと言えるでしょう。
そのため、お水を置いていても、あまり飲まないことが多いと思います。
のどの渇きに強いために、飼い主さまに「喉がかわいた~」とも言いません。
飼い主さまが出してくれたご飯を信じて、静かに食べてくれているんですね。

水を飲んでいるのに足りない理由
「うちの子は良くお水を飲んでいますから大丈夫です」
そう思われる方も多いと思います。
ところが一転
これは、安心できることかというと、そうでもありません。
今までと比べてお水の飲水量が増えた場合には、逆に注意をしなくてはいけない
SOSのサインです。
このことは、3回目のシリーズでお話しいたします。
先ほどの続きになりますが
お水をたっぷり飲んでいる姿を毎日見ているから大丈夫 と、
そう思われる方も多いかと思いますが
少しだけ注意が必要です。
食事と一緒に入る水分は体にゆっくり吸収されやすいのに対して、あとから飲む水はそのままあまり吸収されずに外に出てしまうことがあります。
特に、ごくごくとたくさん飲んだお水は尿として排出されやすいのです。
そのため、ドライフードが中心の食事では
気づかないうちに体内の水分が足りなくなることがあります。
やはり、食事からとるお水がとても大切だということです。

見えにくいじわじわ水不足
このような気づかないうちに体内の水分が足りなくなっている状態は
急な脱水とは違います。
ぐったりするわけでもなく
すぐに症状が出るわけでもありません。
でも、体の中では、すこしずつ、すこしずつ
水分不足が続いている状態となります。
症状が出ないわけですから、病気とは言えないかもしれません。
けれども、長期間続くと体には様々な影響を及ぼします。
それをひとことで言い表すことはできませんが
あらゆる病気の発症の土台になっていると考えられます。
・血液が濃くなり、血流が悪くなる
血流が悪くなって起こる症状とは・・・・
様々な怖い病気が考えられますよね。
肌・皮膚に潤いが無くなってくるなどもそうでしょう。

ポチママからのひとこと
ドライフードが悪いわけではありません。
私は、ドライフードがどのくらいの水を吸うのか実験してみたことがあります。
おどろくほど水を吸いますよ。
それが体の中で実際に起きているとしたら
すこし考え方が変わるかもしれませんね。
だからこそ、ほんの少しの工夫を。

毎日の工夫で臓器への負担が軽くなる
毎日かかる組織や臓器への負担は、長い目で見ていずれ大きな影響になると思っています。
・ふやかしてあげる
・ウェットを増やす
・手作りのごはんを取り入れる
飼い主さまの工夫次第で、臓器への負担が変わっていくと思います。
病気のリスクも変わってくると思います。
寿命も変わってくると思います。
私は、猫さんや犬さんたちにはウェット中心のごはんにしています。
(ドライフードしか食べない猫さんもいますのでドライフードも置いています)
その他に、お刺身やお肉などもあげています。
生のものには天然の酵素や酸化していない良質な脂肪酸がとれますからね。
そして生のお肉や魚には、水分が自然な形で組織に含まれているので、ただ水を飲むよりも効率よく細胞に届くんです。

犬さんはふやかした方が良く食べてくれる場合があります。
けれども猫さんはドライフードをふやかすと食べなくなるので、ウェット中心になるかと思います。
腸は受け取る力
少しだけ話が広がりますが
乳酸菌:FK23を含むエブリィ2もあげます。
どれだけ良い水分や栄養をとっても
それを受け止めるのは【腸】です。
腸活は他の栄養素を差し置いても大切だと思っています。
潤いを運ぶ道【腸】を整えておくことは水分補給と同じくらい重要なので
どうしても腸のお話しをさせていただきました。
腸内の環境を良くしておくことは何よりも大切なことだと思います。
ドライフードはどのくらい水を必要とするのか
ドライフードがすごく水を吸うというお話を先ほどいたしました。
毎日、ドライフードをふやかしてあげる飼い主さまもいらっしゃるので
その水分量に驚かれたことがあるかと思います。
食欲がないわんこさんに給餌をする際
ミルでドライフードを粉々にしてお湯でふやかして流動食を作る方法では
フードの2倍量のお湯が必要になります。
ドライフードと同量ではありませんよ。
フード1:お水2 です。
つまり・・・・
食べた量に対して、それ以上の水分が必要になります。
種類によって若干違うのかもしれませんが
ドライフードがおおよそ8%前後の水分量であることからメーカーの違いによって
大きな差はないと思います。
その実験を撮影いたしましたので、またの機会にご紹介させていただくことにいたします。
よろしければ、ぜひ一度ご自身でも試してみてください。
※固形のままふやかすのと、ドライフードを粉にしてふやかすのとでは水分量が全く違います。
やってみて、まずはおどろいてください。
次回予告
水分が足りない状態が続くと
体の中でどんなことが起きるのか
「尿」や「腎臓」のお話をしたいと思います。
